漢方の湯の力
私共の日常の生活に皮膚呼吸という重要な生理作用があります。
皮膚は、外界との温度調整をするため、汗腺の働きにより、筋肉を緊張させたり、弛暖させて物質代謝を行わせ、化学変化をおこして肝臓の物質代謝に関与しております。
また紫外線を吸収したり、体内細胞の乾燥を防ぎ、病原体の進入を防ぎます。皮下には栄養分を貯蔵して、必要に応じて放出し、常に水分を蒸発させて体温を調整します。このような働きを、皮膚呼吸といいます。この皮膚呼吸に障害がおこれば、皮下の物質代謝が困難となります。呼吸器官の負担が大きくなり、脈拍は弱く、呼吸数は大きくなり、血圧や心臓血管系にも異常が現れます。当薬湯の温熱作用は、このような皮膚呼吸障害を速やかに取り除いてくれます。このため、風邪を引きやすい体質や、ぜんそく、心臓血管系、痔静脈の緊張が消退して、酸素や栄養物が毛細部まで補給され、不良物質が排出されます。神経痛や、リュウマチ等の神経系統の痛みに卓効があることもいうまでもありません。漢方薬湯は、温泉薬ではありません。また単なる漢方薬でもなく、病菌と疲労素を吸収・排出させて病を癒す、天恵の秘薬であります。励明園は、この漢方薬湯を通じて、慢性病や諸病に苦しむ人々のためにお役に立ちたいと念じております。